いま注目の【スマーター・コラボレーション】とは?


組織の壁を越え、複雑な課題を共に乗り越える
注目の“スマーター・コラボレーション”
組織の壁を越え、複雑な課題を共に乗り越えるため「協働」はもはや当たり前の時代。では、Smarter Collaboration(スマーター・コラボレーション)は何が違うのでしょうか?
この概念は、 ハーバード大学のハイディ・K・ガードナー博士とイワン・マトビアク氏による著書『Smarter Collaboration: A New Approach to Breaking Down Barriers and Transforming Work』
によって体系化されました。
スマーター・コラボレーションとは、高度な専門性を持つ人々が、組織や部門の壁を越えて連携し、より複雑な課題に取り組み、新しい価値を創るアプローチです。
一般的な“協力”とは異なり、専門性の力を活かしてイノベーション・顧客満足・リスク低減・効率性の向上など、組織に具体的な成果をもたらすといわれています。
実践におけるヒント(リーダーのための3ステップ)
【部門横断の共通目標を設定】
– 組織の縦割り構造を超えた長期的な協働を促し、
– 心理的・非金銭的な報酬も活用する
【コラボレーションの傾向を可視化・活用】
– アセスメントを通じてチームや個人の強みを把握し、
– より効果的な関わり方を設計する
【信頼と対話の文化を育てる】
– 建設的なフィードバックを“日常”にし、
– リーダー自らがそのロールモデルになる
ある企業では、チーム再編後にコラボレーション・プロファイルを導入することで、意思決定と実行の質が大幅に向上したという事例もあります。
あなたの組織にも、こんな兆しはありませんか?
・専門人材が孤立している
・部門間の連携が弱い
・協力しているつもりが、表面的に終わってしまっている
「協力」から「スマートな協働」へ──。
その違いが、組織の未来を左右する時代です。
あなたの組織で、何かを変えるヒントになると思いますか?
組織を変えるHRこちらも。
https://e-cdi.co.jp/column/hrbp_20250701/
Fumiko Watanabe 2025.06.30