短時間で脂肪燃焼&体力アップ!HIIT(ヒート)


自宅でいつでも気軽さがグッド!しかも効果もグッド!!
短時間で脂肪燃焼&体力アップ!HIIT(ヒート)の効果とおすすめメニューをご紹介!
1. HIIT(ヒート)とは?
HIITはHigh Intensity Interval Trainingの略で、短時間の高強度運動と短い休憩を交互に繰り返すトレーニング方法です。
例:20秒全力 → 10秒休憩 → 繰り返し。
1回わずか4〜20分でも効果が期待でき、忙しい人にぴったりです。
2. HIITの主な効果(科学的根拠)
- 脂肪燃焼効果
- 運動後もエネルギー消費が高まる「アフターバーン効果(EPOC)」が長く続きます。
- 脂肪分解酵素の活性が上がり、内臓脂肪の減少に効果的という報告も。
- 心肺機能の向上
- 最大酸素摂取量(VO₂max)が改善し、持久力やスタミナがUP。
- 筋力維持&引き締め
- 短時間でも大筋群を動かすため、筋量を保ちながら体脂肪を減らせます。
- 血糖コントロール改善
- インスリン感受性を高め、血糖値の安定に寄与。糖尿病予防にも有効とされます。
身体的な効果
- 心血管の健康向上
短時間で心拍数と血圧を効率よく改善し、持久力・スタミナも増強されます。健康寿命や生活の質(QOL)の向上にも寄与します。 - 筋力・筋肉増強、脂肪減少
高強度の運動と休憩を繰り返すことで、筋肉を効率よく鍛えつつ脂肪燃焼効果も高められます。 - 持久力向上
従来の有酸素運動よりも短時間で大きな体力向上が期待できます。
https://www.medicalonline.jp/review/detail?id=4213
メンタルヘルス(精神面)の効果
- 鬱症状・不安感の軽減
HIITは、うつや不安症状、精神的ストレスを中等度改善することが多数のRCT(臨床研究)で報告されています。 - ストレス耐性・睡眠の質向上
アドレナリンやBDNF(脳由来神経栄養因子)の分泌が促進され、ストレス耐性が高まり、睡眠の質も改善しやすくなります。 - エンドルフィン(幸福ホルモン)の放出による気分の改善
高強度運動により、数分で幸福感や爽快感を得られ、脳がスッキリし前向きな気持ちになりやすいです。 - 認知機能(認知柔軟性など)の向上
HIITを続けることで、認知機能や脳の柔軟性を高める効果も近年の研究で示唆されています。 - パニック症状の改善
パニック障害の人にも、高強度運動が「暴露療法」となり、短期間でパニック発作の重症度を大幅に低下させた例もあります。
研究・評価
- 多数のメタ解析や系統的レビュー(例:King’s College Londonによる58RCT分析)からエビデンスの質は「中〜上質」とされています。
- 他の運動(中強度有酸素運動など)と比べても、うつ・ストレス予防や認知機能向上など、メンタルヘルス面での効果が十分に期待できます。
注意点
- 強度が高いため、体調や運動習慣に合わせて無理せず始めるようにしましょう。
- グループで行うことで、楽しさやコミュニティ感といった追加の精神的メリットがある場合も。
3. HIITの基本のやり方
- 頻度:週2〜3回
- 時間:1回4〜20分(初心者は4〜8分から)
- 強度:息が弾み会話が難しいレベル(最大心拍数の80〜95%目安)
- 構成例:「20秒全力 → 10秒休憩」を8セット(合計4分)
4. おすすめHIITメニュー(器具なし・自宅OK)
初心者向け(合計4分)
- 20秒 ジャンピングジャック
- 10秒 休憩
- 20秒 スクワット
- 10秒 休憩
- 20秒 マウンテンクライマー
- 10秒 休憩
- 20秒 バーピー
- 10秒 休憩
→ 2周繰り返し(計4分)
中級者向け(合計8分)
- 20秒 バーピー
- 10秒 休憩
- 20秒 ジャンプスクワット
- 10秒 休憩
- 20秒 プランクジャック
- 10秒 休憩
- 20秒 マウンテンクライマー
- 10秒 休憩
→ 4種目×2セット(計8分)




5. 安全に行うための注意点
- ウォームアップとクールダウンを必ず行う(各5分程度)
- 関節や腰に痛みがある場合はジャンプ系を避け、低衝撃種目に置き換える(例:ランジ、ウォーキング・スクワット)
- 高血圧や心疾患のある方は医師の許可を得てから実施
6. まとめ
HIITは、短時間で脂肪燃焼・心肺機能アップ・筋力維持ができる効率的な運動法です。
続けやすくするコツは、週2〜3回・4分から始めて、習慣化すること。
自宅でも器具なしでできるメニューから、今日から試してみましょう。