コラム

Well-being じぶんのこころラボ 個人 パフォーマンスが出る コミュニケーションがよくなる ストレスを感じなくなる 知心美

あなたの言葉が、あなたの人生を作っている。

あなたの言葉を一番聞いているのは、あなたの脳です。

「言葉の力を借りる」とは?

 日本には古くから「言霊」という言葉があります。言葉に宿ると信じられた霊的な力というような意味ですが、最近の脳科学の進歩によって、単に霊的な話ではなく、その正体が解明されつつあります。

脳は自分が発した言葉を、それが事実でも他人のことでも関係なく、自分のことと捉えて、その意味に応じた反応を起こします。

 例えば、あなたが誰かに「あなたきれいですね☆」と言ったとします。
あなたの脳は、「誰が」きれいなのかは関係なく口にした言葉に脳が反応、快の状態になり全身の細胞が活性化されます。

その反対も同様です。誰かを嫌いだと罵ると、あなたの脳からはストレスホルモンが分泌されます。

 目で見るもの、耳で聞くもの、肌で感じるもの。すべてがあなたへの信号となり感情と連動しています。「人のことを褒めると良い」という理由は、相手も気分良くなるだけではなく自分にとってもよいことが起きるのです。

「言葉」の影響は、思っている以上に大きい.

 言葉には、プラスの影響を持つ言葉と、マイナスの影響を持つ言葉があります。プラスの言葉には人を元気にする波動、マイナスの言葉は人をイライラさせたり、エネルギーを低下させます。

 できるだけ普段からプラスの言葉を多く使うことが大切で、もし「嫌い」なものがあったとしてどうしても伝えなければいけないときは、「私これ、嫌いです!」というのではなく、「ちょっと苦手です」とか、「あまり好んではやりません」などと表現するようにします。

ちょっとしたことで「最悪だ」という人がいます。あまりマイナス言葉を、ファッションのように使っていると、幸せの神様(実際には人ですが。。)が応援してくれなくなります。あなただけでなく聞いた人も影響を受けるので、常にネガティブな人とは楽しく仕事ができません。

また、他人の悪口を言い合ったりネガティブな話で盛り上がる関係は、なかなかその関係を抜け出すことは難しいものです。

あなたが一緒にいたい人や、元気になれる人はプラスの言葉を多く使っている人ではないでしょうか。
プラスの「言葉を使う」意識は、物事を「プラスに考える」習慣につながります。
気持ちが楽になり、前向きな会話が増えるので人間関係が変わってきます。

言葉で、マイナスをプラスに変えることができる。

同じシチュエーションでも、モチベーションにプラスになる言い方があります。

「すみません」→「ありがとう」

「とりあえず」→「まずは」

「やらなければ!」→「やってしまおう!」

 ちなみに「ストレス」という言葉を聞いてあなたはどんなイメージでしょうか。

 もともとストレスという言葉は、圧力をかけるという用語で、それ自体に良い悪いという意味はありませんが「ストレス=心身の敵」という意味をもち定着しています。

 ですがここで、あなたがストレスを敵とみなしマイナスの意味づけをするのか、挑戦のきっかけとしてプラスの意味づけるかにより、実際の体の反応が変わることは前述の通りです。

 プラスの言葉を使い、出来事にプラスの意味を考えられるようになると、あなたはストレスに感じることが減ると同時に、楽しいと思えることが自然に増えていきます。意識だけでできる、簡単な方法なので、ぜひ今から始めましょう!